性分(しょうぶん)という言葉を聞いたことがありますか?実際に使ったことがある人もいると思いますが、この言葉の意味はご存知でしょうか?性分と性格の意味は似ていますが、少しだけ違う部分があるんですよ。こちらの記事では、性分の言葉の意味や性分の治し方についてご紹介しています。意味が気になるという方も、性分って治せるの!?と疑問に思っている方も、ぜひ参考に読んでみてはいかがでしょうか。
性分の意味とは?

性分(しょうぶん)とは『持って生まれた性格』という意味になります。
こうして意味を見ると性分とは、性格とも人格とも言い換えることができそうですが、せっかくなので性格と人格の意味も調べてみました。
- 性格とは『元々持っているものと、環境など周りの影響を受けて作られる性質』
- 人格とは『その人の人柄や性質』
性格と人格の意味はほぼ一緒でした!
性分は生まれつき持っている物ですが、性格は生まれつきの物と育っていく環境などに影響されてできた性質ということで、性格は
環境が良ければ良くなる!ということが言えますね。
逆に、良い性格に生まれても悪い環境にいれば性格も悪くなってしまう可能性がある、ということです。
でも性分は生まれつきのものなので、悪い性分を持って生まれたら変えようがない・・・ということになりますよね。
私はよく、年配の方からこの性分という言葉を耳にします。
例えば、「農作業しててまた腰痛めちゃってさー。休めばいいんだけど休めないんだよね、性分だから!」とか、「人の事が気になって余計なことしちゃうんだけど、性分だから仕方ないんだよね!」など、どちらかと言えばネガティブなことに使われることが多いです。
「私はいつも親切にしてあげて人から喜ばれるんだけど、これも性分だからね~」という使い方はあまり聞かないですよね。
多くの人は、治した方がいいことを治せずにそれを諦めてる時に『性分』を使う気がします。
または治す気がない時にも『性分』という言葉を使って話をまとめる傾向にあります・・・。
では、こういった性分は本当に治せないのでしょうか?
治す方法とは?

まず本当にそれが性分だった場合、自分の力ではどうにもできないものは変えようがないですね。
『曲がったことが嫌いな性分』とか『細かいことが気になる性分』とか、一生性分とは付き合っていかなくてはいけないのでしょう。
でも、性分は治せなくてもうまく付き合っていくことはできるので、まずはそれが本当に自分の性分なのかどうかを判断しましょう。
そして自分の性分が悪いこと(治した方がいいこと)だったらうまく付き合っていく方法を探せばいいのです。
例えば、「農作業しててまた腰痛めちゃってさー。休めばいいんだけど休めないんだよね、性分だから!」という人は,体が痛くても農作業をしてしまう、つまり体が動くので無理してでも頑張って周りから「良くやってるね」という評価を得たいのかもしれません。
周りから評価されなくなるか、体が動かなくなればおそらく無理してまでやらなくなるはずです。
ですが、そうなる前に周囲の人が『無理をしてまでやってほしくない』と本人に伝えたり、本人が「周りの人が心配するから体を大切にしよう」と周りの人のために無理をしないと意識することで、改善されるのではないでしょうか。
また、「人の事が気になって余計なことしちゃうんだけど、性分だから仕方ないんだよね!」という人は、自己中になっている可能性があります。
「これは自分の性分だから!」と決めつけずに、相手に迷惑をかけたり相手に嫌な思いをさせていないかを考えることで、行動が抑えられるはずです。
そして、性分と思っていたのは実は、人に言われても治す気がないだけの性格なのかもしれません。
しかし、自分で「これは自分の性分だから!」と言える人は心のどこかで「治した方がいい部分だな・・・」ということをわかっているということです。
その性分と向き合うことで人間関係が良くなることもありますので、「性分だから」と諦めずに上手に付き合っていきましょう!
まとめ
性分(しょうぶん)とは『持って生まれた性格』という意味でした。
生まれつきの物なので、自分ではどうにもならないことがあるということでご紹介しました。
しかし!
『自分の性分が悪いこと(治した方がいいこと)だったらうまく付き合っていく方法を探す』という方法で、性分だからと諦めずにすむのでは?とご紹介しました。
変えられない運命も、捉え方や考え方次第でどうにでもなるはずです。
窮屈な考え方は捨てて、楽しく前向きに過ごしたいですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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