「フェミニストって聞いたことあるけど、どういう意味?フェミニンと同じような意味なの??」と疑問を持っている方、多いのではないでしょうか?聞いたことはあるけれど、人に聞かれたら説明できない言葉の一つかもしれませんね、『フェミニスト』。この記事ではフェミニストの言葉の意味や日本のフェミニストについてご紹介しています。意味を知ったら「実は私ってフェミニストだった!」と新たな発見があるかもしれませんので、ぜひ読んでみてくださいね!
フェミニストってどんな意味?

いつの時代でも「女性は男性よりも劣っている」とか、「男性の方が立場が上だ」という風潮がありますよね。その風潮は少なくなってきているとは言え、少なからず女性に対する差別というものは残っています。
そこで、『性別で差別をしないで、女性の権利を広げていこう!』という主張が出てきたのですが、この考え方をフェミニズムと言いまして、これを主張する人のことをフェミニストと言います。
日本語だと、男女同権論者、女性解放論者、女権拡張論者などと呼ばれますが、どれもちょっと難しい言葉ですよね・・・。正直とっつきにくいです!
意味はどれも「性差別を無くして、女性の権利を広げていこう!」というような意味です。
英語で書くとfeministで、最後のist が~人、~家(専門家)ということを表しています。
フェミニストと言うとどうしても女性の方が多いので、女性に対してだけ使う言葉だと思ってしまうのですが、実は男性に対しても『性別で差別をしないで、女性の権利を広げていこう!』という考えを持った人をフェミニストと呼びます。
↑どうやらこれは日本特有のことで、女性の権利を主張する男性のことを指すのですが、世間的には「女性にモテたいから言ってるだけでしょ」とか「女にえこひいきしてるだけ!」など、否定的な意見もあるようです・・・。
ここまでフェミニストの事をご紹介していますが、
「男性の権利を訴えるとか、フェミニストの反対の言葉もあるの?』と疑問も出てきますね。
次からは、その反対の言葉についてご紹介していきましょう。
フェミニストの対義語って?

反対の意味の言葉(フェミニストの考え方全体に反対しているという意味で)に『アンチフェミニスト』という言葉があります。つまり、フェミニストの対義語はアンチフェミニストということになります。
実は今、フェミニズムは必要じゃない!と訴える女性も多くいらっしゃいます。
理由は、
- すでに男女平等の世の中になっているから
- 男性と女性は違う生き物と考えれば、違っていて当然だから
- 女性ばかりの主張で男性のためにならないから
など様々で、どれもなるほどな~と思ってしまいますね。
ところで近年では、ハリウッドで活躍する女優さんがフェミニズムに関して国連でスピーチをするなど、フェミニストの活動をされている有名人は多く知られています。
日本ではあまり「フェミニストの○○さん」など、あまり聞く機会がないように感じますが、実際のところ、日本のフェミニストっているの?どんな人たち?と、ちょっと気になりますね。
調べてみましたので、ご紹介していきますね。
日本のフェミニストさんたち!

日本でいうフェミニストは、実はあまりよく思われていないのが現状です。
フェミニストという言葉のマイナスなイメージが大きいことが理由のようです。
そのマイナスなイメージをいくつか挙げますと、
- 男性が嫌い
- 男性に怒っている
- 男性が悪い
というイメージを持たれてしまっているんです(偏見もありますが・・・)。
つまり、『フェミニストを名乗る自分勝手な女が男に対してめちゃくちゃ不満持ってるし、自分たちのことばかり主張してる』というイメージになってしまっているんですね・・・。
男性からするとこれは「は!?ふざけんな!?」と思わずにはいられませんよね。女性から見ても、これはいいイメージではないです、はい。
更に、日本の小学校で『フェミニストとは本当は何か?』と教えてくれるわけでもなく、そもそも知る機会がないですよね。
よく知らない上に間違った情報を仕入れてしまい、『フェミニスト=男性差別』と思われてしまうところがあるので、マイナスなイメージがついたままなのかもしれません。そのため、フェミニストであったとしても堂々と言えないし、その考えがいい方向に広まっていかないのです。
『男女平等に、それぞれが生きやすい世の中を目指していこう!』と主張し始めたのはいいのですが、現代社会では女性が男性よりも立場的に強く、優位になっていることもあるのは事実です(もちろん、全部が全部ではないですが!)。
子供を産むのは女性ですし、家庭内でも「奥さんには頭が上がらなくてさ~」と言われるように女性の立場が強かったりと(そのご家庭の状況によって変わります)、色々強いところもありますよね、女性って。
しかし、一般的に言えば力では男性よりも女性は弱いですし、会社の上司も政治家を見ても男性が目立っています。
それゆえ『色んな場面で女性ももっと活躍したいしするべき!』という主張が女性側から出るのは当然かもしれません。
一方で、女性の主張通りにやっていたら男性は、「自分たちの立場が女性に取られてなくなってしまう!」と焦りだし、自分たちの主張を始めて・・・といつまでたってもキリがなく平等になんかならないですね、ややこしいですし。
お互いの理解があってこそ、フェミリズムを主張するフェミニストでいるべきなのかもしれません。
まとめ
フェミニストとは『性別で差別することはやめて、女性の権利を広げていこう!』と主張する人のことでしたね。
決して、男性が嫌いとか女性が偉いとかを主張する人のことではないですよ!
また、フェミニストの反対の言葉として、『アンチフェミニスト』という言葉もありました。
フェミニズムは必要のないものだと考える方がいる、ということもご紹介しました。
日本のフェミニストはあまり良いイメージではないけれど、それにはマイナスなイメージばかりが世間に広まってしまっていることが理由になっていました。
フェミニストの意味を誤解していると敵を増やしてしまいそうですが・・・、きちんとした意味を知ることは大切ですね。
調べてみてわかったことがもう一つ!
冒頭でちょっと書きましたが、フェミニストとフェミニン(女性的な、女性らしいという意味)は全く別物でした!混同しないよう気をつけてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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