家族やパートナーが体調を崩しても病院に行きたがらず、自力で何とかしようとしているのを見るのは心配で仕方がないですよね(病院に行ってくれないことになぜか腹も立ちますし・・・)。
こちらの記事では、そんな病院嫌いな人が周りにいる方へ、
・病院嫌いな人ってこんな人!
病院嫌いな人に「頼むから病院に行ってよ!!」と強く言ったところで、絶対に行こうとしません。
本人が自主的に病院に行こうとする方法を誘導することが大切です!
それではご覧下さいね。
もくじ
病院嫌いな人への対応策とは

私(家族)のために受診してほしいことを伝える
病院嫌いな人に、「あなたのためだから病院に行って欲しい」と言っても聞かないので、「私のために受診してほしい」と伝えてみましょう。
病院嫌いな人がひどい風邪や体調不良になった時など、家族や一緒に住んでいる人は一刻も早く病院へ行って診察を受けて欲しいと思いますが、本人は病院には行きたくないので、「あなたが辛い思いをするんだよ!?」と言っても言うことを聞いてはくれません。
(病院嫌いな人は「病気で苦しむより病院に行く方が辛い!」とか言いそうですよね・・・。)
でも、「私のために行って欲しい。そうしたら私も安心できて嬉しい」とパートナーや子供、孫などに言われたら、さすがに少しは考えるはずです。
ちょっと大げさな話になりますが、相手に病院に行って欲しいという思いは、いわゆる【交渉事】ですよね。
相手に「病院に行ってくれませんか?」と依頼し、交渉しているわけです。
パナソニックの経営者であった松下幸之助さんは、交渉や依頼をした時の人の動かし方について、このように話しています。
「何かを頼んだり、何かをやってもらうとき、決してやる気を失わせないよう、相手の自主性に従いつつ導いていく、むずかしいことですが、これが大切なことではないでしょうか」
引用元:DIAMOND online
つまり、相手自信が自ら自主的に行動させるように導く必要があるということです。
人に嫌なことを依頼されてすんなり言う通りに動いてくれる人はあまりいません。
でも、相手にとって有利な条件があれば、すんなり動く(自主的に病院に行ってくれる)可能性が高まります!
この場合は、
- 病院に行ったら身近な人が喜んでくれる(感謝される)
- 病院嫌いな人本人も安心できる本当は嬉しい
これに加えて、病院に行ったら後で美味しい物を食べようとか、欲しい物を購入するとか、子供に対しての交渉手段と同じような事になりますが、相手にとって有利な条件を与えるのは効果があります。
医師に往診に来てもらう
病院嫌いな人が病院という建物自体に拒否反応がある場合は、医師に自宅に往診に来てもらうのも一つの方法です。
ただし往診してもらうには、その人の体調があまりにも悪く移動できない時や突発的な体調不良の時などに、本人や家族が医師に往診を要請しなければ来てもらえないので、いつでも診てもらえるとは限りませんのでご注意を!
また、65歳以上であれば、介護保険サービスと連動して定期的に自宅に医師が訪問してくれる『訪問診療』というサービスを使える場合があります。
訪問診療は主に、在宅で介護をされている方の診察や治療を行うのが目的で、自宅にいながら適切な治療を受けることができます。
高齢になると特に意地を張ったり我慢をしたりして、なかなか病院に行きたがらなかったり、病院に行かなくても寝てれば治る!と根拠のない自信で嫌がる方も多くいますよね。
そのような方には一度、元々のかかりつけの病院や市町村に相談をしてみるといいと思います。
※訪問診療についてはこちらのサイトで詳しく紹介されていますので、気になった方はご覧くださいね!⇒訪問診療ネットワーク
病院嫌いな人の特徴とは?

①小さい時の経験がトラウマ
小さい時に病院での注射が怖かったり、痛い思いをするとそれがトラウマになり、一気に病院嫌いになります。
私も昔(20年前以上)は歯医者でちょっと虫歯を削ってもらうのにも痛かったり、病院は痛みを伴う所だと思い込んでいましたが、今はそんなこともなく、痛みのあまり感じない治療が増えていますね。
それだけ医療も発達しているので、以前よりはずっと病院へのハードルが下がっているように思います。
病院嫌いな人には、その痛みのあまりない治療を勇気を出して受けてもらい、安心してほしいですね。
②医師を信用していない
高齢の方は特に多いように感じますが、病院嫌いな人は医師を信用していないんです。
例えば、医師に風邪と診断されて少し多めの薬が処方されると、「こんなに薬を飲んで副作用とか大丈夫なんですか!?」と疑ってきたり、「この前はこの薬飲んで効かなかったんだけど(すぐに効果が出ないことを理解していない)!」と言ってくる人は医師を信用していません。
それ以上に、自分の経験の方がよっぽど信じられると思っているので、自分の勝手な判断で薬を飲まなかったり、途中で服薬をやめて「治らない!」と騒いでしまうのです。
③金額面で心配
病院に行けば思わぬ出費がかさむこともあるので、金銭面を心配し、病院に行かないと言う人もいますね。
体調が悪いのをそのまま放っておいてひどくなってから病院に行くと、精密検査などでお金がかかりますし、市販薬も結構高いですから、どちらにしてもお金はかかってしまいます。
体調が悪ければ早めに病院で適切な診察を受けて、必要最低限の金額で早く健康な体になった方が幸福度は高まるので、早めの適切な治療は大切ですね。
④弱い自分を見せたくない
病院に行くのが怖いし、病院で不安な顔をして怯えて待っている自分を見せたくない、という気持ちがあるというのも病院嫌いな人の特徴です。
普段は強気で威張っていることが多い人こそ、弱い自分を見せたくないという傾向があります。
⑤待ち時間が長いのが嫌
病院で診察を受けるまでに何時間も待った経験はありませんか?
病院の待ち時間は長くて結構辛いですよね!
待っている間に具合が悪化しそうですし、もうすぐ順番が回ってくると思っていたら、自分の前の患者さんがかれこれ30分も診察室から出てこない、何てこともありますからね・・・。
病院嫌いではなくても、病院が嫌になる理由の一つではあります。
⑥見た目のことを言われたくない
病院で診察してもらった時に、太っている人は「もう少し痩せた方がいいですね~」とか、逆に痩せている人は「もう少し食べるようにしましょう」などと、見た目のことを医師から指摘されるのが嫌で病院を嫌いになるという人もいます。
診察内容と関係のない見た目のことを指摘されるのはショックですが・・・、普段から健康管理に気を付けることは色んな病気を防ぐことになりますから、健康を意識した生活をして、できれば病院にはお世話にならないようにしたいですね。
まとめ
- 私(家族)のために受診してほしいことを伝える
- 医師に往診に来てもらう
- 小さい時の経験がトラウマ
- 医師を信用していない(自分の判断が正しい)
- 金額面で心配
- 弱い自分を見せたくない
- 待ち時間が長いのが嫌
- 見た目のことを言われたくない
病院が好きで大した病気でもないのに受診する人もいますし、病院が友人たちのコミュニケーションの場になっている場合もあり(私の祖母はこのパターンです)、病院に対しての印象も人それぞれです。
急な体調不良や大きなケガなどで救急でお世話になることがないよう、普段から健康やケガに気を付けた生活を送って行きましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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